2020年 08月 04日
格子三柄揃い踏み |
暑中お見舞い申し上げます。皆様いかがお過ごしでしょうか。
夏に手ぬぐいは、汗拭き、手拭き、頭に、首にと、手放せない毎日です。
こんな歌舞伎からの古典文様手ぬぐいも、暑い夏にいかがですか。
三役…いえ、すみません、つい先日まで相撲の日々だったので。
格子三柄揃い踏み。
左から
(左)弁慶格子
歌舞伎狂言の「勧進帳」の中で弁慶が着た衣装の文様。
市川家の得意な狂言なので、「市」の文字を太い縞1本で表し、「川」を細い縞3本で表しています。
(中)播磨屋格子
梨園の播磨屋の屋号より取ってつけられた柄。
8本の縞で「は」、2本の縞で「り」、変体仮名の「ま」を表しています。
(右)中村格子
歌舞伎界で文字入りの柄が流行した時にできた柄。
「中」と「ら」を文字で、「む」は1本の太い縞と5本の細い縞、「む」っつ(6つ)で表しています。
3柄とも 本体1,200円(1,320円)
いままでもこれからも続く縦横斜めの縞たちの共演。
by sabaemizunowa
| 2020-08-04 15:53
| てぬぐいのこと